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Encyclopedia : The Automatic Heart

※仮設定です。本編と異なる場合があります。ご注意下さい※

PERSON - DUEL ONLINE

私立M高校PV研究会

■ レオナ/松下玲於奈( LEONA / Matsushita Reona )
RACE:ELF CLASS:WARRIOR SEX:AGE:16 CREST:Thunder of the Gigantic Fist

 長身でスタイルも良く、面倒見も良いという姉御肌な少女。T市校外、山の中に家があるばかりか、六人兄弟の三女(他は全員男)として逞しく育ったことから、今のような性格になったと本人は思っている(生まれつきと言う意見は拳で否定する)。
 もともとゲームに興味は無かったが、長男がPVシートを購入、墓事件にまきこまれている(最初の暴動の時にロストしている)。その後、長男が仕事の都合で海外に赴任することになり、泣く泣くPVシートを実家に残した(回線の問題からアクセスは国内からしかできない)。次男は興味が無く、四男以下は子供なので使わせられない――ということで玲於奈な兄から管理を委ねられ、これをキッカケに、『DUEL ONLINE』の無料クローズドβテストに参加。一気にのめりこんでいった。
 クローズドβテスト中は妖精族陣営の武闘派氏族『鉄拳騎士団』に参加していた。ただ、ザオを始めとする男性陣にアイドル扱いされることに嫌気を感じ、オープンβテストではフリーランスの状態から再スタートすることに決める。
 外装は茶髪褐色肌黒瞳の実像そのもの(髪は背の中程までのストレートロング)。
 皮系の上着にブレストプレート、下はスパッツにミニスカートと膝当て付きロングブーツという装備が基本。武器は斧槍(ハルバード)などの長柄系。
 紋章は、稲妻を掴む拳を意匠化した自然系オンリークレスト「巨拳の雷(Thunder of the Gigantic Fist)」。能力は雷撃呪文攻撃を伴う武器強打攻撃。のちにミュートして「神拳の雷(Thunder of the God Fist)」になる。
■ ショウ/児島将吾( SHOW / Kozima Syougo )
RACE:ELF CLASS:CASTER SEX:AGE:16 CREST:Shield of the Lucky Clover

 ノホホンとしてつかみ所のない少年。自身はこれという特徴が無いという平々凡々さが特徴としているが、意外と頭の回転が速く、手堅い性格をしている。実は「墓事件」に巻き込まれたマサミこと児島政美の親戚であり、事件後、彼女がPVシートを手放そうとした際に、当時はまだPVシートが入手困難だったこともあって、話を聞いた将吾が貯金をはたいて買い取ったという経緯がある。
 小さい頃は喧嘩っ早く、剣道場で政爾と何かといえば喧嘩をしていたが、小六の夏あたりから落ち着きだし、ヌボーとしている以外、これということのないまま成長していくことになった。趣味はオフラインゲーム。PVには物珍しさから興味を抱き、『DUEL ONLINE』のクローズドβテストに参加。妖精族の最大手氏族「ブルーフォレスト」に参加、のちに氏族を離れ、フリーの職人系として活動し……
 外装は実像そのまま。
 基本装備はシャツにスラックスという現代私服系。武器は呪文系スキルを増幅する杖を主に仕様する。
 紋章は、盾の中に四つ葉のクローバーが描かれた武具系オンリークレスト「ラッキークローバーの盾(Shield of the Lucky Clover)」。能力は、四つ葉のクローバーの形をした緑光を生み出し、その外縁を結ぶ円状の不可視障壁を生み出すというもの(クローバーの緑光は衝撃を受けた時に初めて浮かび上がる)。コモンネームだけで構成されたクレストだが、実は障壁が空間固定、強度無限大、無詠唱発動可であることから、クロウに真っ向から対決できる唯一のクレストでもある。
■ クロウ/烏山浩太郎( KLAW / Karasuyama Koutaroh )
RACE:ELF CLASS:SCOUT SEX:AGE:16 CREST:Wind of the Black Shadow

 寡黙で人付き合いの悪いゲームマニアの高校一年生。華奢な体つきと中性的な鋭い顔立ちの持ち主であり、不思議と女性の受けが良い。実は墓事件でその名を轟かせた『黒剣士(ブラックセイバー)』その人だが、『DUEL ONLINE』のオープンβテストには正体を隠したまま参加している。
 幼少期は喘息で苦しみ、そこから姉が遊んでいた『GUN ARMS FRONTIER』に傾向、“K-OH(ケーオー)”のハンドルでトップランカーリストに名を連ねるばかりか、モデラーとしても卓越したセンスを光らせたという経緯を持つ。その流れからPVにも興味を抱き、中3の春、『WIZARD LABYRINTH』に手を出しのだが、墓事件に巻き込まれてしまい、ネットそのものから遠ざかることになった(詳細は「Deadly Labyrinth」参照)。だがこれは自らを見つめ直す契機となり、以後は肉体鍛錬と勉学に励むようにもなっている(異性受けが良くなったのもこの頃から)。
 墓事件中に出会った里奈のことが気になって仕方ないが、同時に彼女と再会することに強い忌避感を抱いている(理由は彼も自覚していない)。これも絡み、事件後はネットから完全に遠ざかっていたが、高校進学と同時に『DUEL ONLINE』のオープンβテストが始まったことで、仮想現実世界に舞い戻る決意を固めた。
 外装は黒髪黒肌黒瞳の実像そのまま。
 異常なほどの軽装備と、片手でも両手でも扱える刀剣一本だけで戦うことを好む。
 紋章は、黒いつむじ風が意匠化された自然系オンリークレスト「黒影の風(Wind of the Black Shadow)」。能力は超加速。『独立紋章院』の分類でいけばファーストネームに自然元素、セカンドネームにカラー(それも黒)という、レアリティの塊のようなクレストだが、逆を言えば類似品が無いためミュートが起こりづらいことも意味している。
■ リナ/桜木里奈( RINA / Sakuragi Rina )
RACE:ELF CLASS:SCOUT SEX:AGE:16 CREST:Rabbit of the Black Shadow

 物静かな高校一年生の女の子。小柄で細身、肩ほどまで伸ばした焦茶色のストレートヘアと大振りな瞳が特徴。小学六年生の冬、交通事故によって両脚の膝から下を切断しているものの、今現在は車椅子を自在に操り、普通に生活している。実は墓事件でその名を轟かせた『黒剣士(ブラックセイバー)』の片割れだが、『DUEL ONLINE』には正体を隠したまま参加している(墓事件当時のキャラ名は“LIINA(リーナ)”だったが、同名は別の者が先に浸かっていたため、本名をそのまま入力した)。
 事故前はアクションスターを夢見るスポーツ系少女で、新体操とジークンドーを習っていた。事故後は、足を失ったショックから立ち直れず、一年半ほど入院生活を続けたのち、自宅療養に切り替え、TVや映画を部屋で見ているだけの日々を過ごし続けた。これをなんとかしようと考えた父親がPVシートを購入、彼女に与える。こうして『WIZARD LABYRINTH』にログイン、墓事件に巻き込まれることになった(詳細は「Deadly Labyrinth」参照)。
 事件後は浩太郎のことが気になりながらも、どことなく尻込みしてしまい、連絡をとろうと努力することをためらってしまう。それでもリハビリを始め、少しずつ社会復帰をはたしていく(この頃に快活だった頃の彼女と、塞ぎ込んでからの彼女が平均化(?)されていき、物静かだが気が強い性格へと変わっていく)。
 20X0年8月1日から始まった『DUEL ONLINE』のクローズドβテストにも参加を決意。そこでも、浩太郎と再会したらどうしようかと悩みながら、フリーランスのプレイヤーとして有名になっていくことになった。
 外装は黒髪黒肌黒瞳の実像そのまま。
 異常なほどの軽装備と、両腕に籠手をつけての格闘戦を好む(“黒い影”に扮する時は全身に黒い布を巻き、小太刀を持つ)
 紋章は、黒い兎を意匠化した動物系オンリークレスト「黒影の兎(Rabbit of the Black Shadow)」。能力は超跳躍力。ミュートを繰り返した結果、動物系のカラーネームというコモンとレアが一緒になった非常に珍しいクレストにまで成長している。
■ レイス/桐島弥生( WRAITH / Kirishima Yasyoi )
RACE:ELF CLASS:CASTER SEX:AGE:32 CREST:Stand of the Black Shadow

 男口調でヤオイ好きでゲームマニアな三十路の専業主婦。いわゆる同人界で「俺女」と言われる種類の女性の典型例。古典的ヒロイック・ファンタジーの熱狂的なファンでもあり、今だに『ドラゴンラ●ス戦記』のヤオイ同人誌を出す強者でもある。実は墓事件で攻略隊を率いていた張本人だが、その記憶を持つ者が皆無のため無名に近い。
 中学生の頃に本格ファンタジー、ゲーム、同人に目覚め、大学卒業後は出版社に編集者として勤務。その後、大学時代に知り合ったサークル仲間である桐島敬臣と結婚&寿退社。諸々の理由で子供は諦めているものの、家庭では良き妻だったりするから世の中というものはわからないものである。
 大学時代にはテクノライツ社の『WARLORD』にはまり、同社の作品ということで『GUN ARMS FRONTIER』にも熱中。トップチーム『The Order of the Dragon Lance (竜槍騎士団)』のリーダーとして活躍したが、ライバルチームである『 Snow White and the Seven Devils (白雪姫と七人の悪魔たち)』が活動を停滞してからは、熱意も冷めていった。そこに『WIZARD LABYRINTH』が登場。興味を持ち、参加したところで墓事件に巻き込まれた。
 事件後は「悪い夢だ」と思うことでPVはもとよりネット活動、同人活動からも引退(理由はぼかし続けたが自分でもかわっていない)。主婦業に専念したものの、『DUEL ONLINE』のオープンβテストが始まる際、夫から薦められて参加を決意、ネットに復帰した。
 外装は黒髪黒肌黒瞳の実像そのまま(腰までのロングストレートが特徴的なスレンダー&クール系の美人)。
 黒系の法衣を身に付け、呪文強化系の杖を手に呪文を操るスタイルを好む。
 紋章は、意匠化された人間が横にズレつつ前後に重なっている特殊系オンリークレスト「黒影の待ち人(Stand of the Black Shadow)」。能力はファミリア系で、外装の視覚情報だけを虚像として操るというもの(実像と虚像は交換できない。主観は任意に切り替え可能)。クレストのレアリティだけでいえばクロウに匹敵する稀少さ。

妖精族/ブルーフォレスト(Blue Forest)

※妖精族最大手の氏族。通称『ブルフォレ』。妖精領中枢都市エルファニアの支配氏族でもある。抗争やミッション探索より、さまざまなユーザーイベントの立案と実施などに力を注いでいる。『五族連合』とも交流を持っている。

妖精族/鉄拳騎士団(Order of the Metal Fist)

※クローズドβテストでは数々の武勇伝を残した妖精族最強の武闘派氏族。オープンβテストでは『ブルーフォレスト』に吸収合併されたが、一部の旧メンバーが再興をはたした。新生『鉄拳騎士団」は意外と陽気でアットホームな氏族だったりする。

■ ザオ/座間浩之( ZAO / Zama Hiroyuki )
RACE:ELF CLASS:WARRIOR SEX:AGE:17 CREST:Iron of the Ultra Heat

 東京某所に住む、思いこみの激しい高校二年生。紋章が「灼熱の鉄」というだけだって、いろいろな意味で、とにかく打たれ強い。『DUEL ONLINE』では敵役というか悪役というか傍迷惑なプレイヤーとして登場する。実は単なるストーカーという話もある。
 幼少期から厳しく躾られ、コンピュータゲームで遊ぶことも許されていなかった。だがPV登場後、どうしてもゲームで遊びたかった彼は、これが新世代のIT機器として重要になると父親を説得。FVの時には失敗したが、PVでは見事、説得に成功した。ただ、配送が遅れたため墓事件には巻き込まれていない(本人は地団駄を踏んだ)。だからこそ、四ヶ月後に始まった『DUEL ONLINE』クローズドβテストには初日から参加し、熱心に遊びまくったという経緯がある。
 クローズドβテスト中から妖精族の武闘派氏族『鉄拳騎士団(Order of the Metal Fist)』に所属。そこで出会ったレオナに一目惚れしてしまい、以後は熱烈なラブコールを送り続けるという迷惑行動(?)に走ってしまう。
 オープンβテスト開始後も『鉄拳騎士団』に所属。途中、氏族長をはじめとする主要メンバーが引退していったことから彼が氏族長になり、辣腕(?)を振るうことになる。
 外装は黒髪褐色肌黒瞳の実像そのまま。
 葬儀は鋼色の西欧甲冑に騎士盾と直剣というスタンダードな騎士姿。
 紋章は、炎をバックにインゴットを握った拳を意匠化した道具系レアクレスト「灼熱の鉄(Iron of the Ultra Heat)」。能力は高速回復。セカンドネームの“Ultra”はレアリティが高い。“Iron”は金属系に分類されることもある(他に“Gold”“Silverr”“Brons”“Steel”が確認されている)。

妖精族/兎耳帝国(USA-MIMI TEIKOKU)

※「うっさ! うっさ! うっさ!」の掛け声で知られる、ある意味において最強のプレイヤー集団。主な構成員は妖精族だが、鬼人族もメンバーに加わっている。メンバーは全員、ウサ耳のカチューシャを付けることが義務づけられ、『DUEL ONLINE』の全ミッションの解明を目標に、ファンタジア島全土を駆け回っている。

妖精族/ラスニール職人組合(Rasniel Craftman Guild)

※妖精領の小都市ラスニールに拠点を持つ職工氏族。クローズドβテスト終盤に起きた『エルファニア職人組合』分裂騒動時に分派したという経緯を持つ。モットーは「小さなことからコツコツと」。ファッション性を重んじるプレイヤーが多い。

妖精族/第八独立愚連隊(DAI-HACHI-DOKURITU-GURENTAI)

※妖精領の小都市ラスニールに拠点を持つ氏族。これという特徴は無いが……

妖精族/トライル(TRYL)

※妖精領の小都市ラスニールに拠点を持つ氏族。これという特徴は無いが……

鬼人族/五族連合(Five Crans Union)

※鬼人族最大手の氏族。鬼人族領でもっとも大きな都市オーガニスタの五つの氏族が合併したもの。主に鬼人族間のフェーデの調整役を行っている。『ブルーフォレスト』とも交流を持っている。

鬼人族/黒狩人(Black Hunters)

※忍厨狩り専門氏族。もともと『黒剣士(ブラックセイバー)』に憧れるプレイヤーたちが、大量発生した忍厨に対抗するべく結成したという経緯を持つ。半ば秘密結社化しており、氏族サイト『黒狩人目安箱』に密告された忍厨は、種族の別なく、拷問(外装放棄を選択するまで何度も殺す行為)されることで知られている。

鬼人族/黒枝強盗団(Black Blanch Bandets)

※地味ながら、数々のレジェンダリィ級ミッションをクリアーした鬼人族の実力派探索氏族。拠点は『シルワームの地下迷宮』となっているが、場所はわかっていない。一時期は“黒い影”の所属氏族と考えられ、黒狩人の標的にもなったが、種族が違うということと、正体がまったく掴めないことから半ば放置状態にある。

その他

■ 加藤政爾(Katoh Masazi)
SEX:AGE:16

 自他ともみとめる浩太郎の親友。付き合いは小学四年生の頃から。父親が元暴力団員だったことから孤立していた彼に、普通に接したのが浩太郎だった、ということから腐れ縁が始まった。最初は「仕方ないから守ってやるか」という感じだったが、次第に浩太郎の存在が自分の支えになっていたことに気づき、同列の友達として接するようになった。
 一年時からして身長が一八六センチもあり、剣道で体を鍛えているため体格は良い。そのくせ、顔立ちには幼さが残っており、笑うと子供のようなので男女を問わず人気がある。ついでに剣道一直線の体育会系だが、けっこう成績は良い。これで口が良ければ完璧だ、とは将吾の言葉。
 私立M高校に進学したのは父親に「学歴は高ければ高いほうがいいぞ」と諭されたため。玲於奈浩太郎たちのオフライン場面で何かと力になってくれる。
■ バベル(BABEL)
SEX:AGE:10?

 VRN社のPV-Network専用超高性能スーパーコンピューター。中心構造物が建物四階分の高さを持つことから、この名が付けられた。もっともバベル自身が自我を持っているわけではなく、バベルに組み込まれたコミュニケーション・インターフェイスが、まるで自我を持っているように振る舞っているだけにすぎない。基本的に金髪の巻き毛が特徴的な美しい少年の外装を利用する。
■ 烏山幸恵(Karasuyama Yukie)
SEX:AGE:21

 浩太郎とは五歳違いの実姉。二〇X一年四月時点では国立T大学工学部情報科三年生。実母が急逝してからは、浩太郎の母親代わりをつとめてきたが、二〇W八年に父が再婚してからは好きなようにやらせてもらっている。
 外見は髪をベリーショートにしてた、スレンダーな美人といったところ。ネットで遊んでいた頃は、白いストレートロングのウィッグをかぶり「スノーホワイト」を名乗っていた(同様に簡単な変装で正体を隠すのはこの時代のネットでは珍しくない)。サバサバとした男っぽい性格の持ち主であり、友人宅で遊んだことをキッカケに、ストレス解消のため『 GUN ARMS FRONTIER 』で遊ぶようになった。同ゲームに関する物語のヒロイン役だったりするのは秘密。ついでにその時のライバルが現在の恋人(遠距離恋愛中)なのも秘密。現在はゲームもネットも引退し、インダストリアルデザインの勉強に専念している。
 大学卒業後は冗談半分で入社試験を受けたテクノライツ社に入ることになる。
 遠い未来に書くであろう「Matrimony Case」で重要な役目を果たすことになる。
■ 浦原素子(Urahara Motoko)
SEX:AGE:17

 私立M高校二〇X一年度生徒会生徒会長。昨年の選挙では一年生ながら生徒会長に立候補、見事当選を果たしたという女傑でもある(前代未聞の出来事で面白がった生徒たちが多かっただけという話もある)。学生の権利、子供の権利を主張しまくる市民運動家候補生でもある。
 額が広いことから「デコバラ」という綽名がついていることは公然の秘密。PV反対派であり、玲於奈を真っ向から否定しまくる数少ない剛の者だったりする。
■ 葉山京介(Hayama Kyousuke)
SEX:AGE:90?

 「Artificial Existence」の葉山京介を参照。
■ 小渕伸助(Obuchi Shinsuke)
SEX:AGE:36

 VRN社企画開発部副部長。実質的な企画開発部のリーダーであり、一般用PVのコストダウンを成功させた立役者でもある(「Artificial Existence」時点の技術ではログイン1秒100万円の世界だった)。『WIZARD LABYRINTH』バージョンAのチーフディレクターを経て、バージョンBの青写真を描いたあと、『Duel Online』のチーフディレクターに就任。墓事件の時は、『BABEL-2』ことコードネーム『RAPUTA』の調整(主に連続した広大な仮想世界に、最大十万人規模のユーザーがアクセスできるシステムの開発)に勤しんでいた。
 外見は異様なまでに痩せ細ったひょろ長い不健康そうな人。
 無精髭と黒縁眼鏡タイプの最新式バーグラがトレードマーク。
 意外とすっとぼけた人で、小さい頃から「博士(なんでも発明する人)」に憧れていたこともあり、会社では意味もないのにヨレヨレの白衣を着ていることが多い。異常天才である葉山京介には対抗心から(彼にしては)固い反応をしてしまいがちだが、諸々の判断基準が「面白いだろ?」という非常に危ないところもある。
 ある意味、『機動警察パトレイバー』の後藤隊長のような人。
 ちなみに出身は宮崎県の高千穂。オーシーの廃屋は、この男の気晴らしの産物。

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