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Encyclopedia : The Automatic Heart

※仮設定です。本編と異なる場合があります。ご注意下さい※

PERSON - Deadly Labyrinth

攻略隊

■ クロウ/烏山浩太郎( KLAW / Karasuyama Koutaroh ) - LIGHT WARRIOR
 『Deadly Labyrinth』の主人公にして、人付き合いが苦手な熱狂的ゲームマニアの少年。自由度の高いマニア向けMMOロボット対戦ゲーム『 GUN ARMS FRONTIER 』では『 K-OH(ケーオー) 』のハンドルでトップランカーリストに名を連ねるほどの技量を誇っていた。
 後に「墓事件」と呼ばれる騒動に巻き込まれたのは十五の春のこと。幾多の苦難に遭遇するが、『 GUN ARMS FRONTIER 』の経験を十二分に生かし、迷宮の奥へと突き進んでいく。
 趣味はゲームと3Dオブジェ製作。将来は3Dクリエイターになりたいと漠然と考えている。
■ リーナ/桜木里奈( LIINA / Sakuragi Rina ) - LIGHT WARRIOR
 『Deadly Labyrinth』のヒロイン。古い香港アクション映画をこよなく愛する明朗快活な女の子。墓事件に巻き込まれた際、クロウが初めて出会った「他のプレイヤー」であり、以後も半ば惰性的に行動を共にしていくことになる。
 実は――交通事故で両膝から先を失っている。
■ レイス/桐島弥生( WRAITH / Kirishima Yasyoi ) - WIZARD
 男口調でヤオイ好きでゲームマニアな三十路の専業主婦。いわゆる同人界で「俺女」と言われる種類の女性の典型例。古典的ヒロイック・ファンタジーの熱狂的なファンでもあり、今だに『ドラゴンラ●ス戦記』のヤオイ同人誌を出す強者でもある。
 『 GUN ARMS FRONTIER 』ではトップチームのひとつ、“ The Order of Dragon Lance (竜槍騎士団)”を率いていた経験がある。墓事件に巻き込まれた際には白髪金眼の痩身青年の外装を使用、“攻略隊”と呼ばれる面々のリーダー格となり、様々な試練に真正面から挑んでいくことになる。
 クロウリーナの保護者的存在。
■ バッシュ/時田功治( BASH / Tokita Koji ) - HEAVY WARRIOR
 学生時代には世界中をバックパッカーとして歩き回ったという会社員の男性。『 WIZARD LABYRINTH 』には、実像の髪形のみ赤毛の逆立てたものに変えた外装でログインしている。“攻略隊”のナンバーツーとして一目置かれる存在になるが――
■ マサミ/児島政美( MASAMI / Kozima Masami ) - PRIEST
 刺激を求めて『 WIZARD LABYRINTH 』を始めたという家業の居酒屋を手伝う女性。外装はプレイヤー本人のものをいじらず使用している。特にこれという目立ったところないメンバーだったが――
■ キリー/霧島豊( KILLY / Kirishima Yutaka ) - WIZARD
 冗談半分で予約権獲得を狙ってみたら成功してしまったという変わり種。外装も冗談半分で選んだグラマラスな女性のものを使用している。性についにも同様で、早い段階から下半身のレンタル業を始めていたため、文字通り、男性外装使用者のキ●タマを握る“攻略隊”の中核メンバーになっていく。
■ マコ/北浜早苗( MAKO / Kitahama Sanae ) - PRIEST
 アミューズメントパークで先行運営されていた『 WIZARD GUNNER BATTLE-ROYAL 』でPVの魅力にとりつかれてしまった現役女子大生。『 WIZARD LABYRINTH 』には子供の頃に再々々放送で見た某TVアニメの美少女戦士の同名キャラクターの外装でログインしている。クロウに次ぐ“攻略隊”の武闘派の最右翼でもある。
■ ボイル/田中嘉子( BOIL / Tanaka Yoshiko ) - HEAVY WARRIOR
 クロウ以上に寡黙な謎多い“攻略隊”の守護神。どうせ他人になれるなら、という思いからマッチョで大柄な男性外装を選んだ強者でもある。当初は頼りになるレイスの護衛役を自らに課していたが、後に拠点防衛の責任者になっていく。防御力は“攻略隊”随一。
■ ランスロット/袴田芳夫( LANCELOT / Hakamada Yoshio ) - WIZARD
 某国立大学の漫画研に所属するアニメ・ゲームのマニア。『 WIZARD LABYRINTH 』には金髪碧眼のドイツ系貴公子の外装でログインしている。リーナ(の外装)に惚れているが、まったく相手にされていない可哀想な青年でもある。明るく陽気でバカにされても根にもたないマヌケな性格が幸いしてか、“攻略隊”では“うっかり八兵衛”的な存在して定着することになる。

自治会リコ派・独立派

■ リコ/香坂利恵子( RICO / Kousaka Rieko ) - PRIEST
 東欧系アメリカ人の父と秋田県生まれの母との間に生まれた日欧ハーフの高校三年生。頭脳明晰、容姿端麗、スポーツ万能、家柄良好、性格明瞭、リーダーシップもあり、でも恋愛は奥手という「理想的すぎて持てないタイプ(レイス談)」の女の子。『 WIZARD LABYRINTH 』では十歳の頃の測定データを金髪碧眼白肌に変えるだけで参加した。自治会創立に関わったのち、リコ派(自治会反主流派)を経て独立派を率いることになる。ジンのことが気になるお年頃。
■ ジン/安斉仁( ZIN / Anzai Zin ) - WIZARD
 ちょっとすっとぼけた大学生。2浪+2留年というオチこぼれだが、他人の心境を察するのは昔から大得意。ただそれが災いし、貧乏くじを引くことも多かった。『 WIZARD LABYRINTH 』には実像そのままでログイン。リコ派・独立派の良心となっていく。アケミとは良い仲。リコについてはもてあましている。
■ アケミ/林原暁美( AKEMI / Hayashibara Akemi ) - WIZARD
 ぽっちゃり系でおっとり系のゆったりとした女性。意外としっかり者でもあるが、自身の計算高さに少し後ろめたいものを感じている。『 WIZARD LABYRINTH 』には実像でログイン。リコ派・独立派では縁の下を支え続ける。ジンとは良い仲。ただリコの気持ちを思うと……
■ リチャード/田沼正登( LECHERD / Tanuma Masato ) - HEAVY WARRIOR
 軍師系の立場を好む根っからのゲームマニアな大学生。最初は「面白そうだから」という理由で自治会の設立に対立構造を残したまま手を尽くすが、途中から反省してリコ派の参謀役になった。外装は金髪碧眼の貴公子系。恋愛よりゲーム的な駆け引きと裏の読みあいに燃えてしまうタイプ。
■ リトルジョン/志摩弥生( LITTLEJOHN / Shima Yayoi ) - HEAVY WARRIOR
 ゲーム系同人娘の高校一年生。ネットでは二十代のOLで通しているため、『 WIZARD LABYRINTH 』でも同様に振る舞い続ける。『 GUN ARMS FRONTIER 』のモデラー(パーツやテクスチャの製作者)&バトラー(近接戦闘に情熱を傾けるユーザー)でもあり、双方で名を馳せる“K-OH(ケーオー)”ことクロウを尊敬している。実はけっこうミーハー。外装は中性的な黒い長髪の貴公子然としたものを使っている。
■ ボーイ/阿形稲司( BOY / Agata Tohzi ) - HEAVY WARRIOR
 進学高校一年のなんちゃって不良。実家は農家。意外とゲーム好きでアイドルにも詳しい。言動は粗雑で刺々しいが、意外と普通の性格をしている。当初はリコが気になり、ジンを毛嫌いするが、意外とジンがいい人だったので妙になついていく。リコ派・独立派の切り込み隊長。外装はドレッドヘアーの男性外装を使用。
■ ワイズ/西俣真生( WISE / Nishimata Mao ) - PRIEST
 浄土真宗の寺の跡取り息子。高校三年生。精神修養に使えるかもしれないという理由でPVを始めた。実は、実像そのままでログインしている。けっこうおちゃめな性格をしており、仏教キャラとして振る舞うことが多いが、本編では活躍の機会が無いので影が薄い。ボーイと共にリコ派・独立派の切り込み隊長役を担う。

自治会アズサ派/自治会執行部

■ アズサ八号/松田俊介( AZUSA8GO / Matsuda Syunsuke ) - WIZARD
 三十路を越えた悪質なグリファー。オンラインゲーム関連の有名人「」の名を騙り、ヘラクレスのような巨漢の外装を用いてログインしている。梓に成り代わることで信望を集めたのち、偶然にも第一階層のエレベータールームを見つけたことから“ブレインファンタズム”を入手、歪んだ教祖への道を歩み始めてしまった。
■ ディーリッド/後藤貴子( DI-RIDDE / Goto Takako ) - WIZARD
 大学一年生のゲーム系同人娘にして粘着系勘違い女。サークル間を渡り歩いては問題行動を起こすような人物。ハッキリ言って同性が最も嫌うタイプ。外装は某デード●ッドそのまま。実像もけっこうスタイルが良く、そのあたりが粘着系勘違い女になった遠因でもある。
■ カヲル/前田薫( KAWORU / Maeda kaoru ) - WIZARD
 周囲には優等生で通っている進学校三年生の真面目な少女。真面目すぎてストレスがたまりまくり、加虐衝動を抱えるようになった。不幸にもアズサ八号に親近感を抱いたことから道を踏み外し、気が付けば絶対的な彼の崇拝者に変貌してしまう。カルト・メンバーの典型例という話もある。

その他

■ 烏山幸恵(Karasuyama Yukie)
 浩太郎とは五歳違いの実姉。母親が急逝してからは、母親代わりをつとめてきた。サバサバとした男っぽい性格の持ち主であり、友人宅で遊んだことをキッカケに、ストレス解消のため『 GUN ARMS FRONTIER 』で遊ぶようになる。同ゲームに関する物語のヒロイン役だったりするのは秘密。
■ 葉山京介(Hayama Kyousuke)
 「Artificial Existence」の葉山京介を参照。
■ 小渕伸助(Obuchi Shinsuke)
 VRN社企画開発部副部長。実質的な企画開発部のリーダーであり、一般用PVのコストダウンを成功させた立役者でもある(「Artificial Existence」時点の技術ではログイン1秒100万円の世界だった)。『WIZARD LABYRINTH』バージョンAのチーフディレクターを経て、『Duel Online』のチーフディレクターに就任している。
■ バベル(BABEL)
 VRN社のPV-Network専用超高性能スーパーコンピューター。中心構造物が建物四階分の高さを持つことから、この名が付けられた。もっともバベル自身が自我を持っているわけではなく、バベルに組み込まれたコミュニケーション・インターフェイスが、まるで自我を持っているように振る舞っているだけにすぎない。基本的に金髪の巻き毛が特徴的な美しい少年の外装を利用する。
■ 梓/吾妻昭夫( AZUSA / Azuma Akio )
 『Wizard Gunner Online』総合情報サイト「梓駅舎」管理人。実は私立高校の数学教師。オンラインゲームは学生時代から趣味で続けており、20W0年にFV端末と『Wizard Gunner Online』が発売されてから、途中、熱が冷めることもあったが、これ一本に絞り、遊び続けてきたという気の長い人物でもある。20X0年段階ではナリキリプレイ(キャラクターになりきって遊ぶロールプレイ重視のプレイスタイル)に傾向しているが、PVシートが届いていなかったため墓事件には巻き込まれなかった。
 恵比寿様そっくりな、人のいいおっさん。学校では「吾妻ちゃん」と呼ばれている。

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